CPシステム(シーピーシステム)またはカプコン・CPシステム(カプコン・シーピーシステム)とは、1988年に『ロストワールド』とともに出荷されたカプコン開発のアーケードゲーム用基板である。対戦型格闘ゲームを代表するタイトルの『ストリートファイターII』の世界的な大ヒットでこの基板が使用されていたことからも広く普及した。後に登場する後継機のCPシステムIIと区別するためCPシステムIあるいはCPS-1と呼称されることがある。CPSとは「カプコンシステム」の略称であり、当時カプコンの代表取締役社長の辻本憲三(現 株式会社カプコン代表取締役会長CEO)の命名によるものである。 このシステムのゲームは、多くの種類の海賊版が作成され、とりわけ『ストリートファイターII'』では多く作成された。この海賊版は日本国内でも少数見られたが、海外では正規版よりも多く設置されている店舗もしばしばみられたようである。この問題はCPシステムIIの登場で解消された。 部品調達難に伴い、2015年3月31日を以って修理サポートが終了した。