屎尿(しにょう)とは、人間の大小便を合わせた呼び方で、主に工学、行政、法律分野で使われる。「屎」が常用漢字に含まれていないため、し尿と表記することが多い。 現代では無価値な廃棄物として、また不衛生で汚いもののイメージが定着しているが、近世以前では、肥料(有機質肥料)として、長屋などで汲みとられ有価で取引される金肥(きんぴ)という商品であった。こういった肥料としての使われ方は、古代ギリシャのアテネでは一般的に行われていた。