排水設備(はいすいせつび)とは、建造物や機器、土壌等に溜まった水を外部に排出するための設備である。水を排出する行為、あるいは排出された水そのものは一般的に排水と呼ばれる。 排出対象となる水はするように建築実務上は多岐にわたって分類されているが、一般的な区別に従えば雨水・湧水・地下水・汚水(、空調設備に内蔵されたドレン等の排水機構から発生した水、トイレ等に設置されたなどで使用されたし尿を含む水など)などである。排水設備の設置および管理に当たっては通常、安全性の確保や環境汚染やの防止、資産の保全等を実現するため、事業の計画段階において排水目的および排水の水質と水量に応じ理想的な排水速度や衛生管理の要求基準を建築学・土木工学・公衆衛生学等の見地から決定し、適切な機構を適切な状態で使用管理出来るよう配慮することが不可欠である。このように決定された基準の下で適切な排水配管を行った上、排水トラップ・通気設備などの付属設備が設けられることで排水設備が設置される。