ジョーンズタウン(英語: Jonestown)は、アメリカ合衆国のキリスト教系新宗教(カルト)・人民寺院(英語: Peoples Temple)によってガイアナ北部に開拓・設立された町(コミューン)。正式名称は、ピープルズ・テンプル・アグリカルチュラル・プロジェクト(英語: Peoples Temple Agricultural Project、人民寺院農業計画)であり、ジョーンズタウンは通称である。1978年11月18日、この人里離れたコミューンで計918人の集団自殺を決行したことで世界的に著名になった。後にこの開拓地の名前は、このコミューンで起こった惨劇そのものを示すこととなった。 人民寺院教祖のジム・ジョーンズが『革命的自殺』と呼んだこの集団自殺で、多くの信者はシアン化物中毒で死亡している。また、集団自殺前に行われた一部信者へのジョーンズの説法とその後の集団自殺の様子がオーディオ・テープに残されている。この集団自殺の前には、の空港滑走路で人民寺院信者によって5名が殺害される事件が起きている。殺害された被害者の中には、アメリカ合衆国下院議員のレオ・ライアンも含まれている。更にジョーンズからの指令によって、ガイアナの首都ジョージタウンの人民寺院支部で信者4名が死亡している。