エクザルフ(ロシア語: Экзарх, 英語: exarch)とは、正教会の主教の役職・称号。総主教の使節としての役割を果たす他、独自の教区(エクザルフ教区, 英語: exarchate)を持つ場合もある。総主教代理と表記されることもある。 原語であるギリシア語: ἔξαρχος(エグザルホス、英語・ロシア語風表記としてはエクザルフ)は、上述の主教の役職・称号としての用法の他に、東ローマ帝国時代の「総督」「地方大守」等と訳される職も指していた。日本語以外の言語では、東ローマ帝国の総督職と、正教会における主教としてのエクザルフとを、原語からの転写を基にした同じ言葉で言い表す事が多い。