シリア正教会(シリアせいきょうかい、英語: Syriac Orthodox Church)は、東方諸教会あるいはオリエンタル・オーソドックス教会に分類されるキリスト教教派の一つ。6世紀にシリアで成立した。その後シリア、メソポタミアを中心に発展した。インドには庇護下に置く教区・教会組織がある。現在では海外への移民を通じ、欧米にも教会がある。 「インドにおける非カルケドン派」も参照 シリア正教会が正式名称であるが、ヤコブ教会またはヤコブ派とも呼ばれる。 キリスト単性論派と見なされることがあるが、シリア正教会自身はそう見なされることを拒否し、自らの教理を合性論であると主張している。451年のカルケドン公会議の決議を不服としてカルケドン派と分立した教会であるから、非カルケドン派正教会と呼ぶほうが中立的である。