圏論において、考えている圏の二つの(あるいはそれ以上の)対象の(圏論的)積(せき、英: product)または直積 (direct product) は集合の直積(デカルト積)、群の直積、環の直積、位相空間の直積といった数学の他の分野における構成の背後にある本質を捉えるために考えられた概念である。本質的に対象の族の積は与えられた対象のそれぞれへの射をもつ「最も一般な」対象である。