ご当地ソング(ごとうちソング)は、主に日本の歌謡曲・ポピュラー音楽や演歌・民謡のジャンルで、タイトルや歌詞に都市名・地方名や各地方の風習・文化・地形に関する事柄などを取り入れることで、地方色や郷愁などを前面に打ち出した楽曲である。 「ご当地ソング」という言葉は、美川憲一の『柳ヶ瀬ブルース』(1966年)が評判になり始めた頃、発売元のクラウンレコード(日本クラウン)の宣伝担当者が使い出して広まったとされる。これより少し早い1965年発表のデューク・エイセスのヒット曲「女ひとり」は、「ご当地ソングの先がけ」ともいわれる。大正後半から昭和期にかけての流行歌の1ジャンルである新民謡も、遡ってご当地ソングと言われることがある。 水森かおりは「ご当地ソングの女王」の異名を持っている。 なお、比喩的な表現として、議員が選挙区の利害を反映した議会質問をすることを「ご当地ソング」と称することがある。