足利氏(あしかがし)は、平安時代の関東北部の豪族。下野国足利荘(現栃木県足利市)を本拠とする。藤原秀郷の後裔で、源姓足利氏との弁別のため藤姓足利氏とも呼ばれる。「数千町」を領掌する郡内の棟梁で、同族である小山氏と勢力を争い「一国之両虎」と称されたが(『吾妻鏡』養和元年閏2月23日条、9月7日条)、源頼朝に滅ぼされた。