端角(はしかく)、端角戦法(はしかくせんぽう)とは、将棋の戦法で角行の位置を定位置から端(先手であれば9七、後手であれば1三)に動かして使用する戦法、戦術。角はまっすぐが利かない駒であるので端に位置すると相手から端歩を突かれる弱点があるが、相手の中央5筋や場合によっては相手の飛車の媚びんに角の効きができるため、角をあえて端の位置にして使う戦法がいくつかある。 端角に構える戦法の代表例として、山田定跡の端角~引き角、石田流やひねり飛車、端角中飛車(5五の龍中飛車など)、角道クローズ左美濃(平美濃)△1三角型、カニカニ銀、金開きやアヒル囲いなどが知られる。