山田定跡(やまだじょうせき)は、将棋の居飛車対振り飛車対抗形の定跡体系において最も基本的な戦法の一つで、山田道美が考案したとされる。居飛車舟囲いから四間飛車に急戦を仕掛ける居飛車舟囲い急戦の一種。 △ なし ▲ なし基本図 ▲5七銀左まで 5七銀左急戦の基本図から、△4三銀と上がらず△3二銀と待機している後手に対し、2筋突破を狙う指し方。当時△4三銀は早仕掛けへの対応が進んでおらず、△3二銀型が主流だった。待ち手として△5四歩、△6四歩、△1二香が考えられる。