白山丸(はくさんまる)は、日本郵船が保有した貨客船である。欧州航路向けの優秀船として1923年に竣工した。第二次世界大戦期には日本海軍に徴用され、特設艦船として危険な任務に従事。2度の損傷に耐えながら戦争後半まで残存したが、1944年6月にサイパン島から疎開する民間人多数を乗せて航行中、アメリカ海軍潜水艦により撃沈された。船名由来は白山比咩神社。