琉球民族(りゅうきゅうみんぞく)とは、かつて琉球王国(琉球國)の領域に相当する沖縄県の沖縄諸島と先島諸島、鹿児島県奄美群島に住む人々を、言語・生活習慣・歴史的経緯等から、独自の一民族であると定義した場合の集団である。 言語学上は、琉球語を母語とする民族を指す。この場合、いわゆる「本土日本人」を大和民族とし、「琉球民族」とアイヌ民族、大和民族を合わせて日本民族とする。 元々は沖縄学の創始者伊波普猷が『日琉同祖論に基づいて、沖縄県民(琉球民族)が大和民族の支族である』と言う概念のもと用いた言葉である。沖縄戦後、新左翼や琉球独立運動の文脈でしばしば用いられていたが、2010年代に入り多用されるようになっている。