機関投資家(きかんとうしか、英語: institutional investor)とは、個人投資家らの拠出した巨額の資金を有価証券(株式・債券)等で運用・管理する社団や法人である。保険会社、投資信託、信託銀行、投資顧問会社、年金基金など。財団も含む。証券市場に対する一種の圧力団体として、ビッグバンを実現したりオフショア市場を開拓したりした。海外機関投資家の日本株式保有率は1990年に4.7%でしかなかったのが、2014年に31.7%を記録した。欧州諸国においても、規模などに差があるにせよ、機関投資家による買収の時期と傾向と弊害は似ている。2017年現在、世界の受託資産は67兆USドルを超えているが、ブラックロックとヴァンガード(Vanguard Group)だけで11兆ドル以上を運用している。