東大寺不空羂索観音立像(とうだいじふくうけんさくかんのんりゅうぞう)は奈良県奈良市の東大寺法華堂(三月堂)にある不空羂索観音像で、同法華堂の本尊である。奈良時代(天平期)を代表する脱活乾漆造の仏像として、1952年(昭和27年)3月に国宝に指定された(指定名称は「乾漆不空羂索観音立像(法華堂安置)」)。頭上の宝冠は約1万1千個におよぶヒスイなどの玉類で飾られている。