数学における多項式 P(X) の根(こん、英: root)は、P(α) = 0 を満たす値 α を言う。すなわち、根は未知数 x の多項式方程式 P(x) = 0 の解であり、また対応する多項式函数の零点である。例えば、多項式 X2 − X の根は 0 および 1 となる。 ある体に係数を持つ非零多項式は、「より大きい」体の中にしか根を持たないこともあるが、根の数はその多項式の次数より多くなることはない。例えば X2 − 2 は次数 2 で有理数係数だが、有理根を持たず、二つの根を実数体 ℝ に(したがって 複素数体 ℂ の中に)おいて持つ。ダランベール–ガウスの定理は次数 n の任意の複素係数多項式が(必ずしも異ならない)n 個の根を持つことを述べるものである。 多項式の根の概念は、多変数多項式の零点の概念に一般化される。

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  • 数学における多項式 P(X) の根(こん、英: root)は、P(α) = 0 を満たす値 α を言う。すなわち、根は未知数 x の多項式方程式 P(x) = 0 の解であり、また対応する多項式函数の零点である。例えば、多項式 X2 − X の根は 0 および 1 となる。 ある体に係数を持つ非零多項式は、「より大きい」体の中にしか根を持たないこともあるが、根の数はその多項式の次数より多くなることはない。例えば X2 − 2 は次数 2 で有理数係数だが、有理根を持たず、二つの根を実数体 ℝ に(したがって 複素数体 ℂ の中に)おいて持つ。ダランベール–ガウスの定理は次数 n の任意の複素係数多項式が(必ずしも異ならない)n 個の根を持つことを述べるものである。 多項式の根の概念は、多変数多項式の零点の概念に一般化される。 (ja)
  • 数学における多項式 P(X) の根(こん、英: root)は、P(α) = 0 を満たす値 α を言う。すなわち、根は未知数 x の多項式方程式 P(x) = 0 の解であり、また対応する多項式函数の零点である。例えば、多項式 X2 − X の根は 0 および 1 となる。 ある体に係数を持つ非零多項式は、「より大きい」体の中にしか根を持たないこともあるが、根の数はその多項式の次数より多くなることはない。例えば X2 − 2 は次数 2 で有理数係数だが、有理根を持たず、二つの根を実数体 ℝ に(したがって 複素数体 ℂ の中に)おいて持つ。ダランベール–ガウスの定理は次数 n の任意の複素係数多項式が(必ずしも異ならない)n 個の根を持つことを述べるものである。 多項式の根の概念は、多変数多項式の零点の概念に一般化される。 (ja)
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  • 仮定により は適当な と なる多項式 を用いて なる形に書ける。微分して、 (ja)
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  • Référence:Algèbre L3 (ja)
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  • Algèbre L3 : Cours complet avec 400 tests et exercices corrigés (ja)
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  • 数学における多項式 P(X) の根(こん、英: root)は、P(α) = 0 を満たす値 α を言う。すなわち、根は未知数 x の多項式方程式 P(x) = 0 の解であり、また対応する多項式函数の零点である。例えば、多項式 X2 − X の根は 0 および 1 となる。 ある体に係数を持つ非零多項式は、「より大きい」体の中にしか根を持たないこともあるが、根の数はその多項式の次数より多くなることはない。例えば X2 − 2 は次数 2 で有理数係数だが、有理根を持たず、二つの根を実数体 ℝ に(したがって 複素数体 ℂ の中に)おいて持つ。ダランベール–ガウスの定理は次数 n の任意の複素係数多項式が(必ずしも異ならない)n 個の根を持つことを述べるものである。 多項式の根の概念は、多変数多項式の零点の概念に一般化される。 (ja)
  • 数学における多項式 P(X) の根(こん、英: root)は、P(α) = 0 を満たす値 α を言う。すなわち、根は未知数 x の多項式方程式 P(x) = 0 の解であり、また対応する多項式函数の零点である。例えば、多項式 X2 − X の根は 0 および 1 となる。 ある体に係数を持つ非零多項式は、「より大きい」体の中にしか根を持たないこともあるが、根の数はその多項式の次数より多くなることはない。例えば X2 − 2 は次数 2 で有理数係数だが、有理根を持たず、二つの根を実数体 ℝ に(したがって 複素数体 ℂ の中に)おいて持つ。ダランベール–ガウスの定理は次数 n の任意の複素係数多項式が(必ずしも異ならない)n 個の根を持つことを述べるものである。 多項式の根の概念は、多変数多項式の零点の概念に一般化される。 (ja)
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  • 多項式の根 (ja)
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