ヘクサメトロス(六歩格、Hexameter, ギリシャ語:ἑξάμετρον)は詩形の1つで、1行が6つ(hexa)の韻脚からなるものである。 ホメロスの『イリアス』ならびに『オデュッセイア』がこの詩形で書かれている。古代ギリシアでは叙事詩の標準的な韻律で、ウェルギリウスの『アエネイス』などラテン語の叙事詩もそれにならった。 叙事詩以外にも、ホラティウスの『風刺詩』やオウィディウスの『変身物語』などに使われた。ギリシア神話では、ペーモノエーがヘクサメトロスを発明したと言われている。