『テレゴネイア』(ギリシャ語: Τηλεγόνεια, Tēlegoneia, ラテン語:Telegonia テレゴニア)は、古代ギリシアの叙事詩で、トロイア戦争を描いた叙事詩環の1つ。話の年代順にいうと『オデュッセイア』の後の話になる。古代の著作家たちは作者をスパルタのキナイトン(Cinaethon of Sparta)としていたが、キュレネのエウガモーン(Eugammon of Cyrene)の『ムサイオス(Μουσαίος)』の剽窃だとする文献もある。全部で2巻から成り、ダクテュロス・ヘクサメトロス(長短短六歩格)で書かれている。しかし、わずかに断片が残っているだけである。