シャングリラ(USS Shangri-La, CV/CVA/CVS-38)は、アメリカ海軍のエセックス級航空母艦で、同級空母としては12番目に就役した。エセックス級のうち艦首延長等の改修を踏まえて建造された艦は、非公式ながら「長船体型("long-hull group") 」「タイコンデロガ級航空母艦」といった呼称・分類がなされることもあるが、本艦はその中で最初に起工された。 艦名はイギリスの作家ジェームズ・ヒルトンが1933年に出版した小説『失われた地平線』の中に出てきた理想郷の名に因む。1942年のドーリットル空襲の際、ルーズベルト大統領が記者団からの質問に対し「(攻撃機の)発進地はシャングリラ」と答えたエピソードに関連している。