バカロレア(仏: Baccalauréat)は、フランスの国民教育省が管理する、高等学校教育の修了を認証する国家試験である。「バック」(Bac)とも通称され、1808年にナポレオン・ボナパルトによって導入された。国際バカロレアとは一切関係ない。なお、フランス以外の国のバカロレアに関しては、ここでは触れない。 以下の3種類が存在する。いずれもNQFレベルIV、EQFレベル4である。 * 普通バカロレア * 技術バカロレア * 職業バカロレア 1990年代に「教育の大衆化」を経験し、2019年の時点では18歳に達したフランス国民の80%(2005年時点では63%、1900年時点では1%)がバカロレアを取得している。フランスではバカロレアを取得することによって原則としてどの大学にも入学することができる。大学の定員を超えた場合にはバカロレアの成績や居住地などに応じて、入学できる大学が決まる。