2015年の台風(2015ねんのたいふう、太平洋北西部及び南シナ海で発生した熱帯低気圧)のデータ。データは基本的に気象庁の情報に基づくが、気象庁が熱帯低気圧としていないものについては、合同台風警報センター(JTWC)のみに因る。 2014年12月29日に発生した台風23号は31日に弱体化して熱帯低気圧となったが、年を跨いで1月2日まで南シナ海に存在していた。 1号の発生は1月14日。台風が発生すること自体少ない晩冬から初春であってもハイペースで発生し、3月の時点で台風が4つ発生、なおかつ発達する傾向にあった。その後、4月上旬に台風5号が、5月に6・7号が、それぞれ発生するなど、過去最も速いペースで台風が発生した。7月初旬には梅雨時期としては2002年以来13年ぶりに台風が3つ(9・10・11号)同時に存在する状態になった。また、7月に発生した台風12号は、史上初の越境・復活・日本に上陸した台風となるなど、記録を残した。さらに、8月には8年ぶりに2つの台風が同時に発生した。そして、12月には台風27号が発生したことで、1951年の統計開始以来初めて、1月から12月まで毎月台風が1個以上発生した年となった。しかし、1ヶ月で6個以上発生した月はなく、総数は27個だった。