オーストリアの連合軍軍政期(れんごうぐんぐんせいき)は、オーストリアの歴史において、第二次世界大戦でソビエト赤軍のオーストリア占領が始まった1945年4月13日から、オーストリア国家条約締結の一環で第二共和国(現在のオーストリア共和国)政府が永世中立を宣言した1955年10月26日までの間、連合国4か国軍による占領統治が行われていた時代である。 同時期に連合国の占領下にあったドイツと異なり、オーストリアは連合国軍の分割占領を受けつつも、連合国から政府承認を受けた臨時政府が存在していた。その為、冷戦が激化する中で中央政府を構築する過程が不要となり、主権回復時に分断国家となる事態は避けることができた。