自己愛性パーソナリティ障害(じこあいせいパーソナリティしょうがい、英: narcissistic personality disorder、NPD)は、ありのままの自分を愛することができず、自分は優れていて素晴らしく特別で偉大な存在でなければならないと思い込むパーソナリティ障害の一類型である。 DSMではクラスターBパーソナリティー障害に分類される。診断は専門家による面接によって行われる。鑑別疾患として躁病と物質使用障害がある。 患者はたいてい自分が問題であるとは認識していないため、多くの場合において精神療法は困難である。人口の1%が、一生のある時点でNPDを経験すると考えられている。女性よりも男性に多く、また老年者よりも若者に多い。このパーソナリティーは1925年にロバート・ウェルダーにより初めて記され、1968年にNPDとの用語が使われるようになった。