上代(じょうだい)とは、日本史上の時代区分のひとつ。一般的には古代のうちで日本の文献が残されている時代、すなわち飛鳥時代後期(白鳳時代)から奈良時代を指すが、単に奈良時代以前を指す場合もある。 主に日本語学や文学史上で使われる用語である。 これに先立つ、神武天皇即位から大化の改新頃(飛鳥時代中期)までの時代は「上古」、さらにその前の天地開闢から神武天皇即位までの時代は「神代」と呼ばれる。 神道においては、上代(かみしろ)であれば神代(かみしろ)すなわち御神体のことで、現世での神の存在する場所であり、上代(かみよ)であれば神世(かみよ)のことで、現世(うつしよ)と常世(とこよ)を含めた世界の全てを意味する。