アドリエンヌ・モニエ(Adrienne Monnier、1892年4月26日 - 1955年6月19日)は、フランスの書店・出版社経営者、雑誌主宰者、文筆家。1915年にパリ6区7番地に書店「本の友の家」を開店し、戦間期の文学運動の拠点の一つとして文化史に名を残した。シルヴィア・ビーチのシェイクスピア・アンド・カンパニー書店の設立に協力し、自ら創刊した文芸誌『(銀の船)』に「失われた世代」の作家の作品を掲載するなど、フランスにおける主に英米の作家の紹介に尽力した。また、文筆家としても『新フランス評論』誌、『メルキュール・ド・フランス』誌など主要な雑誌に寄稿し、詩や随筆・評論、回想録を著した。