ふぐ料理(ふぐりょうり)は、フグを主とした料理群である。山口県、など西日本を中心にふぐ料理は作り上げられ、太平洋戦争後に全国へ広まった。ふぐの本場とされる山口県、北九州地方などでは濁らずに「ふく料理」、大阪などでは「テッポウ料理」あるいは「テツ料理」などとも呼ばれる。フグは、内臓などに毒(高級魚とされるトラフグなどが体内に持つテトロドトキシンが広く知られている。またハコフグが持つパフトキシンもある)を持つため扱いが難しい。日本国内の場合、多くの自治体では身欠き(後述)処理は専門の資格者が行うことが義務付けられている。「養殖方法次第では無毒のフグを育てられる」との意見もあるが、厚生労働省からは認められていない。本項では主にフグを食材とする日本料理について解説するが、ふぐ料理は一部の外国で食べることができる()。