俳句(はいく)は、季語(有季)及び五・七・五(十七音)を主とした定型を基本とする日本の定型詩である。江戸時代には十七文字と呼称され、現代では十七音とも表記される。和歌や連句(俳諧連歌)の発句と同様に、俳句は発生の時点で無季(雑)の作品も存在しており、無季俳句といわれる。有季定型性を捨象する形で派生した自由律俳句もある。また、多くの外国語でも俳句は作られているが、外国語では季節感のある言葉でも季語の本意・本情が成立しがたく、しかも五・七・五では切れや季語が活きる短さにならない言語が多いため、結果として日本で言うところの無季自由律俳句となることが多い。世界最短の定型詩のうちの一つとされる。俳句を詠む(作る)人を俳人と呼ぶ。