隻腕(せきわん)とは、一方の腕を失った身体障害の状態をいう。だいたい、一口に隻腕といっても手首のみ喪失から肩まで全てを失った状態までを大まかにさすので、特に肘関節の有無によって障害の度合いはかなり異なる。類似する言葉に「片腕」が存在するが、こちらは差別用語であると言われるため、「隻腕」か「片方の腕」などという表現が推奨される。なぜ「隻腕」はよくて「片腕」は駄目なのかという理由はまったく不明である 。 「隻」とは「対(つい)になっている物の片方」を数えるときに用いる助数詞である。