『誕生』(たんじょう)は、日本のシンガーソングライターである尾崎豊の5作目のオリジナル・アルバム。英題は『BIRTH』(バース)。 1990年11月15日にCBSソニーからリリースされた。マザーアンドチルドレンからの移籍第一弾として前作『街路樹』(1988年)よりおよそ2年ぶりにリリースされた作品であり、作詞・作曲のみならずプロデュースも尾崎が担当し、初のセルフプロデュースによるアルバムとなった。また前作では英題が存在しなかったが、本作では英題が復活した。 レコーディングは日本国内で行われ、日本国外の著名なスタジオミュージシャンであるやジェリー・マロッタ、などが参加している他、安全地帯のギタリストである武沢豊が参加、編曲は安全地帯のプロデュースを手掛けた星勝が担当している。外国人ミュージシャンの起用により、ロックの他にもジャズやフュージョン、シティ・ポップなどの音楽性も含まれている。 先行シングルとして「LOVE WAY」がリリースされ、後にリカットとして「黄昏ゆく街で」および「永遠の胸」がリリースされた。本作はオリコンチャートにて初登場1位を獲得。自身の周囲に対する攻撃性が表現された歌詞や外国人ミュージシャンを起用したサウンドは批評家たちからは賛否両論となった。