要港部(ようこうぶ)は、日本海軍の機関で、海軍の根拠地として艦隊の後方を統轄した機関。 長は司令官であり、海軍少将または海軍中将が充てられた。昭和11年(1936年)6月、舞鶴要港部のみ司令官が親補職となり、海軍中将の補職が制度化された(それ以前より舞鶴要港部司令官は着任時に全て海軍中将)。昭和13年(1938年)11月、全ての要港部司令官が親補職となり、海軍中将の補職が制度化された。 鎮守府司令長官と要港部司令官の間に直接の指揮関係はなかった。 海軍の規模拡大に伴い、鎮守府だけでは破綻を来たした諸業務を分掌させるべく、より権限を拡大した警備府に改組された。