警備府(けいびふ)は、日本海軍の機関で、海軍の規模の拡大に伴い、鎮守府の諸業務を分掌させるべく、要港部を改組し、より権限を拡大したものである。鎮守府に準じた役割を担い、所轄警備区の警備や海軍の根拠地として艦隊の後方を統轄した。警備府の長は警備府司令長官で、親補職とされ、海軍中将が充てられた。