『耳なし芳一』/『耳無し芳一』/『耳無芳一』(みみなし ほういち)は、古代の日本を舞台とした怪談であり、また、その物語の主人公である琵琶法師・芳一の、作中における事件後の(つまり、耳を無くした後の)通名でもある。 安徳天皇と平家一門(伊勢平氏一門)を祀った、長門国豊浦郡の赤間関を擁する紅石山(べにしやま)の麓にあった阿弥陀寺(あみだじ|現在の山口県下関市に所在する赤間神宮の前身)の領内を舞台とし、架空の若き琵琶法師・を主人公とする。