美山町(みやまちょう)は、2005年12月31日まで京都府のほぼ中央に存在した町。北桑田郡に属していた。 豊かな緑と清らかな水の流れを持つ自然美豊かな農山村地域である。人口5,070人(2003年)。 町面積は340.47平方キロメートルで発足から廃止までの間、京都府内の町村では最大であった。三国岳、頭巾山、長老山など800 - 900メートル級の連山に囲まれ、その山合いを縫うように由良川の源流が町の中央部を流れている。 豪雪地帯に指定されている。 川に沿って建てられた民家のうちおよそ250棟は昔ながらの茅葺き民家で、特に北集落は茅葺き民家が多く残っており自然景観と茅葺き民家が調和して日本の農村の原風景とも言うべき風情を呈している。この集落は、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。 2006年1月1日に周辺4町が合併して南丹市となり、地方公共団体としての美山町は歴史の幕を閉じた。現在は、南丹市の行政区の地名として残されている。