『絹本著色五字文殊像』(けんぽんちゃくしょくごじもんじゅぞう)は、鎌倉時代末期・南北朝時代の画僧である文観房弘真の代表作。文観が後醍醐天皇に護持僧として仕えていた建武元年6月9日(1334年7月10日)、数え57歳の時に、亡母への三七日(みなぬか)供養として、慈母的な姿の文殊菩薩を描いた仏教絵画である。昭和11年(1936年)5月6日、重要文化財指定。