紅楼夢(こうろうむ、繁体字: 紅樓夢; 簡体字: 红楼梦; 拼音: Hóng Lóu Mèng; ウェード式: Hung2 Lou2 Meng4)は、清朝中期乾隆帝の時代(18世紀中頃)に書かれた中国長篇章回式白話小説。原本の前80回はなお残っており、完本は114回に達しなかったと推定される。今流通している前80回が曹雪芹(そう・せつきん)の原文、後40回は高鶚(こう・がく)の続作といわれている。『三国志演義』『水滸伝』『西遊記』と並べて『中国四大名著』と位置づけられる、『紅楼夢』はその首であり、現代中国でも紅楼夢賞・世界華文長編小説賞という文学賞が存在する。 石頭記(せきとうき・いしき)・金玉縁・情僧録・金陵十二釵・風月宝鑑ともいう。中国の源氏物語ともいわれている。