節度使(せつどし)とは、奈良時代(8世紀)に軍団を統轄するために設置された臨時の官職(令外官)である。戦時体制の構築と動員の準備を目的とし、道単位で派遣された使節である。当時、崩壊の危機に瀕していた軍団制の強化引き締めを目的とし、兵士の訓練・兵器の管理などを監察した。