『王様と私』(おうさまとわたし、The King and I)は、1956年のアメリカ合衆国のミュージカル映画。20世紀フォックスが製作、ウォルター・ラングが監督、とダリル・F・ザナックがプロデュースし、デボラ・カーとユル・ブリンナーが主演した。マーガレット・ランドンが1944年に発表した小説『アンナとシャム王』をもとに、1951年に初演されたロジャース&ハマースタインのミュージカル『王様と私』を原作とし、アーネスト・レーマンが脚本を担当した。この小説は1860年代初頭、シャム(現:タイ王国)のラーマ4世の子供たちの教師となったアナ・リオノウンズの回顧録を基にしている。リオノウンズの物語は自伝的ではあるが、様々な部分で議論の余地がある。 この映画は商業的、批評的に成功し、第29回アカデミー賞において9部門にノミネートされ、ブリンナーの主演男優賞を含む5部門で受賞した。 また同じミュージカルを原作とし、1999年にアニメ映画『王様と私』が公開された。