ホワイトウォッシング(英語: whitewashing)とは、映画業界などにおいて白人以外の役柄に白人俳優が配役されること。人種問題とともに、このような配役は不適切なものとみなされる場合が多い。日系アメリカ人活動家のガイ・アオキは「アフリカ系アメリカ人がホワイトウォッシングの対象であるのと同様にアジア系民族も経験している」と語った。ネイティヴ・アメリカンにも同様のことがいえる。 白人が多数でない国では「カラー・ブラインド・キャスティング」といって白人以外の俳優が白人の役を演じることがある。黒人俳優のイドリス・エルバは白人登場人物である『ダーク・タワー』のローランド・デスチェイン役、『マイティ・ソー』の北欧の神ヘイムダル役を演じている。近年では『Steel Magnolias 』(2012年)や『Death At A Funeral 』(2010年)など全て黒人俳優によりリメイクされた作品もある。こちらも議論の対象となっており、オリジナル作品のファンの多くはこれを批判し、「ブラックウォッシング」と呼んでいる。