淡路島5人殺害事件(あわじしま ごにんさつがいじけん)は2015年(平成27年)3月9日早朝に兵庫県洲本市中川原町中川原の集落(淡路島中部に位置する)で発生した大量殺人事件。 近隣住民2家族の男女5人を相次いで刺殺した加害者の集落住民・男X(犯行当時40歳)は高校中退後に引きこもり生活を続けており、精神刺激薬「リタリン」を長期間服用した副作用で薬剤性精神疾患を罹患したことから日本国政府・本事件被害者5人やその家族を含めた近隣住民らに対して一方的な被害妄想を抱くようになった。Xは事件前からインターネット上で「日本国政府が自分に電磁波攻撃をしている」などと陰謀論を主張しつつ、被害者ら近隣住民を「政府の陰謀に加担するサイコテロリストだ」などと誹謗中傷していた。 刑事裁判で殺人罪などに問われた被告人Xは第一審判決(裁判員裁判)で「犯行時は完全な責任能力を有していた」として死刑を言い渡されたが、控訴審では「犯行時は心神耗弱状態だった」として無期懲役を言い渡された。被告人Xは最高裁へ上告したが、2021年(令和3年)に上告棄却の決定が出されたため、無期懲役が確定することとなった。

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  • 淡路島5人殺害事件(あわじしま ごにんさつがいじけん)は2015年(平成27年)3月9日早朝に兵庫県洲本市中川原町中川原の集落(淡路島中部に位置する)で発生した大量殺人事件。 近隣住民2家族の男女5人を相次いで刺殺した加害者の集落住民・男X(犯行当時40歳)は高校中退後に引きこもり生活を続けており、精神刺激薬「リタリン」を長期間服用した副作用で薬剤性精神疾患を罹患したことから日本国政府・本事件被害者5人やその家族を含めた近隣住民らに対して一方的な被害妄想を抱くようになった。Xは事件前からインターネット上で「日本国政府が自分に電磁波攻撃をしている」などと陰謀論を主張しつつ、被害者ら近隣住民を「政府の陰謀に加担するサイコテロリストだ」などと誹謗中傷していた。 刑事裁判で殺人罪などに問われた被告人Xは第一審判決(裁判員裁判)で「犯行時は完全な責任能力を有していた」として死刑を言い渡されたが、控訴審では「犯行時は心神耗弱状態だった」として無期懲役を言い渡された。被告人Xは最高裁へ上告したが、2021年(令和3年)に上告棄却の決定が出されたため、無期懲役が確定することとなった。 (ja)
  • 淡路島5人殺害事件(あわじしま ごにんさつがいじけん)は2015年(平成27年)3月9日早朝に兵庫県洲本市中川原町中川原の集落(淡路島中部に位置する)で発生した大量殺人事件。 近隣住民2家族の男女5人を相次いで刺殺した加害者の集落住民・男X(犯行当時40歳)は高校中退後に引きこもり生活を続けており、精神刺激薬「リタリン」を長期間服用した副作用で薬剤性精神疾患を罹患したことから日本国政府・本事件被害者5人やその家族を含めた近隣住民らに対して一方的な被害妄想を抱くようになった。Xは事件前からインターネット上で「日本国政府が自分に電磁波攻撃をしている」などと陰謀論を主張しつつ、被害者ら近隣住民を「政府の陰謀に加担するサイコテロリストだ」などと誹謗中傷していた。 刑事裁判で殺人罪などに問われた被告人Xは第一審判決(裁判員裁判)で「犯行時は完全な責任能力を有していた」として死刑を言い渡されたが、控訴審では「犯行時は心神耗弱状態だった」として無期懲役を言い渡された。被告人Xは最高裁へ上告したが、2021年(令和3年)に上告棄却の決定が出されたため、無期懲役が確定することとなった。 (ja)
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  • 近隣住民に対する一方的な被害妄想 (ja)
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  • 淡路島5人殺害事件 (ja)
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  • ・兵庫県淡路島中部 :兵庫県洲本市中川原町中川原の集落 (ja)
  • ・兵庫県淡路島中部 :兵庫県洲本市中川原町中川原の集落 (ja)
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  • 兵庫県・兵庫県警・保健所が同種事件再発防止のために対策・連携を強化(連絡会議・継続支援チームの設置など) (ja)
  • 兵庫県・兵庫県警・保健所が同種事件再発防止のために対策・連携を強化(連絡会議・継続支援チームの設置など) (ja)
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  • 引きこもりの男が精神刺激薬「リタリン」を長期間服用した副作用で薬剤性精神疾患を罹患し「集落の近隣住民は『サイコテロリスト』だ」「自分は日本国政府・近隣住民らによる陰謀で電磁波兵器により攻撃を受けている」など一方的な被害妄想を抱き、近隣住民男女5人をサバイバルナイフで刺殺した。 (ja)
  • 引きこもりの男が精神刺激薬「リタリン」を長期間服用した副作用で薬剤性精神疾患を罹患し「集落の近隣住民は『サイコテロリスト』だ」「自分は日本国政府・近隣住民らによる陰謀で電磁波兵器により攻撃を受けている」など一方的な被害妄想を抱き、近隣住民男女5人をサバイバルナイフで刺殺した。 (ja)
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  • 集落在住の近隣住民([[#被害者]]を参照) (ja)
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  • サバイバルナイフ(刃体の長さ約18.6センチメートル) (ja)
  • サバイバルナイフ(刃体の長さ約18.6センチメートル) (ja)
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  • 集落の住民男女計5人 (ja)
  • 集落の住民男女計5人 (ja)
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  • 集落住民の男X(犯行当時40歳・無職、[[#加害者X]]を参照) (ja)
  • 集落住民の男X(犯行当時40歳・無職、[[#加害者X]]を参照) (ja)
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  • なし(公判で被害者を「サイコテロリスト」などと侮辱・「精神工学戦争」など陰謀論の主張を展開しつつ無罪を主張) (ja)
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  • 淡路島5人殺害事件(あわじしま ごにんさつがいじけん)は2015年(平成27年)3月9日早朝に兵庫県洲本市中川原町中川原の集落(淡路島中部に位置する)で発生した大量殺人事件。 近隣住民2家族の男女5人を相次いで刺殺した加害者の集落住民・男X(犯行当時40歳)は高校中退後に引きこもり生活を続けており、精神刺激薬「リタリン」を長期間服用した副作用で薬剤性精神疾患を罹患したことから日本国政府・本事件被害者5人やその家族を含めた近隣住民らに対して一方的な被害妄想を抱くようになった。Xは事件前からインターネット上で「日本国政府が自分に電磁波攻撃をしている」などと陰謀論を主張しつつ、被害者ら近隣住民を「政府の陰謀に加担するサイコテロリストだ」などと誹謗中傷していた。 刑事裁判で殺人罪などに問われた被告人Xは第一審判決(裁判員裁判)で「犯行時は完全な責任能力を有していた」として死刑を言い渡されたが、控訴審では「犯行時は心神耗弱状態だった」として無期懲役を言い渡された。被告人Xは最高裁へ上告したが、2021年(令和3年)に上告棄却の決定が出されたため、無期懲役が確定することとなった。 (ja)
  • 淡路島5人殺害事件(あわじしま ごにんさつがいじけん)は2015年(平成27年)3月9日早朝に兵庫県洲本市中川原町中川原の集落(淡路島中部に位置する)で発生した大量殺人事件。 近隣住民2家族の男女5人を相次いで刺殺した加害者の集落住民・男X(犯行当時40歳)は高校中退後に引きこもり生活を続けており、精神刺激薬「リタリン」を長期間服用した副作用で薬剤性精神疾患を罹患したことから日本国政府・本事件被害者5人やその家族を含めた近隣住民らに対して一方的な被害妄想を抱くようになった。Xは事件前からインターネット上で「日本国政府が自分に電磁波攻撃をしている」などと陰謀論を主張しつつ、被害者ら近隣住民を「政府の陰謀に加担するサイコテロリストだ」などと誹謗中傷していた。 刑事裁判で殺人罪などに問われた被告人Xは第一審判決(裁判員裁判)で「犯行時は完全な責任能力を有していた」として死刑を言い渡されたが、控訴審では「犯行時は心神耗弱状態だった」として無期懲役を言い渡された。被告人Xは最高裁へ上告したが、2021年(令和3年)に上告棄却の決定が出されたため、無期懲役が確定することとなった。 (ja)
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  • 淡路島5人殺害事件 (ja)
  • 淡路島5人殺害事件 (ja)
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