泊園書院(はくえんしょいん)は、江戸時代後期の文政8年(1825年)、四国高松出身の藤沢東畡(1794-1864)によって大坂市中に開かれた漢学塾であり、関西大学の源流の一つである。荻生徂徠の古文辞学を受けつぎ、経書や諸子、歴史、文学にわたる該博な知識をもっていた東畡により、幕末期、泊園書院は懐徳堂をしのぐ大坂最大の私塾として栄えた。