『汗血千里駒』(かんけつせんりのこま)は、坂本龍馬を主人公にした坂崎紫瀾の伝記小説。1883年(明治16年)に当初は新聞小説として連載され、完結後に単行本として複数の出版社から刊行された。連載当時のタイトルは『天下無双人傑海南第一伝奇 汗血千里の駒』で、筆名は「鳴々道人」である。 紫瀾にとって「土佐勤王党三部作」と呼ばれる作品の2作目にあたり、「三部作」の中では唯一(紫瀾自身の手で)完結した作品でもある。 単行本化に際しては、編集担当者によって新聞連載時のエピソードが大きく割愛整理され、内容は同一ではない。