母子健康手帳(ぼしけんこうてちょう)とは、母子保健法に定められた市町村が交付する、妊娠、出産、育児の一貫した母子の健康状態を記録する手帳のことである。一般に母子手帳(ぼしてちょう)の名でも知られる。自治体によっては親子手帳(岡山市)、親子健康手帳(常陸大宮市)の名称を用いるところもある。 妊産婦や乳幼児の保健指導の基礎資料となると同時に、乳幼児の保護者に対する育児書の役割も果たしている。手帳の様式の前半部分は妊娠、出産までの記録、出生した子どもについては小学校入学までの定期健康審査、予防接種(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、麻疹など)、歯の検査などの記録欄がある。後半部分は、各市町村の地域特性を生かした内容で作られている。