権知高麗国事(けんちこうらいこくじ)は、明が李氏朝鮮初期(初代から三代目)に李成桂ら、後の「朝鮮王」に授けた封号。高麗王代理、あるいは高麗国知事代理を意味する。李成桂は権知朝鮮国事のまま亡くなったが、第3代である太宗の時である1403年に永楽帝(明の第3代皇帝)によって「朝鮮王」の地位が漸く冊封されると、太宗から死後に「初代朝鮮王」の地位が追贈された。