東雲(しののめ)は、日本海軍の吹雪型駆逐艦6番艦佐世保海軍工廠で建造。当初の艦名は第40号駆逐艦で、竣工直後の1928年(昭和3年)8月1日付で「東雲」と改名された。日本海軍の艦名では東雲型駆逐艦の「東雲」に続いて2隻目である。吹雪型5-8番艦は艦名に「雲」を持つため雲級とも呼ばれた。 第三水雷戦隊麾下の第12駆逐隊に所属し、太平洋戦争緒戦の南方作戦にともなうマレー作戦に従事する。開戦からわずか9日後の1941年(昭和16年)12月17日にボルネオ島北方ミリ沖で空襲により沈没した。吹雪型駆逐艦としては太平洋戦争で初の戦没艦となった。