昭和新山(しょうわしんざん)は、北海道有珠郡壮瞥町にある火山。支笏洞爺国立公園内にあり、国の特別天然記念物に指定されている。また、有珠山とともに日本の地質百選に選定され、周辺地域が洞爺湖有珠山ジオパークとして「日本ジオパーク」「世界ジオパーク」に認定されている。 昭和19年(1944年)に始まった噴火活動で隆起した。当時は太平洋戦争下であったが、壮瞥郵便局長だった三松正夫が観測記録(ミマツダイヤグラム)を残した。昭和新山は私有地で、三松正夫の孫娘と結婚した三松正夫記念館館長の三松三朗が2022年時点の所有者である。尚、昭和新山の命名者は日本の地球物理学の先駆者である田中舘愛橘の養子、田中舘秀三である。