『恐怖の総和』(きょうふのそうわ、The Sum of All Fears)は、トム・クランシー作、1991年刊行の政治スリラー小説である。『いま、そこにある危機』(1989年)の続編として発表され、「ニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト」で1位でデビューした。ジャック・ライアンの映画シリーズをリブートし、若い頃のCIA分析官役でベン・アフレックが主演した映画化作品『トータル・フィアーズ』が、2002年5月31日に公開された。 ジャック・ライアンシリーズの作中時系列は『いま、そこにある危機』の後、『日米開戦』の前に当たる。今やCIA副長官を務める主人公ジャック・ライアンが、パレスチナと旧東ドイツのテロリストによって、米国とソビエト連邦が核戦争に突入するよう共謀する中で、中東和平を守るため奮闘する。