『いま、そこにある危機』(いまそこにあるきき、原題:Clear and Present Danger)は、トム・クランシー作、1989年8月17日出版の政治スリラー小説である。原題は「明白かつ現在の危険」を意味する。『クレムリンの枢機卿』(1988年)の続編で、主人公のジャック・ライアンが中央情報局(CIA)の情報担当の副長官代理に就任し、コロンビアを拠点とする麻薬カルテルとの秘密作戦争について、それを行っている同僚たちに秘密にされていることを知る。本書は『ニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト』で初登場1位を獲得した。1994年8月3日には、ハリソン・フォードが再びライアン役で主役を演じる映画『今そこにある危機』が公開された。