山陽電気鉄道300形電車(さんようでんきてつどう300がたでんしゃ)は、山陽電気鉄道に過去に在籍した通勤形電車である。 車体幅が狭くラッシュ時の乗降の危険性が指摘されていた、200形の機器を流用し、1962年から1968年にかけて、制御電動車である300形300 - 321と中間電動車である330形330 - 335の計28両が製造された。 当初より普通列車用として企画され、早急に在籍全旅客車の広幅車体化を実現すべく、極力低コストで製造できるよう設計されたため、簡素な造りであった。