本記事では女性のノーベル賞受賞者(じょせいのノーベルしょうじゅしょうしゃ)について記述する。 総じて女性のノーベル賞受賞者は非常に少ない。2019年現在、ノーベル賞の受賞者のうち、男性が866人、女性が53人、団体が24団体である。団体を除くと、女性のノーベル賞受賞者は全体のわずか5%(約20人に1人)である。 各部門別での女性のノーベル賞受賞者の分布は次の通りである。 * ノーベル平和賞:18人(110人、30団体中:12.9%) * ノーベル文学賞:17人(119人中:14.3%) * ノーベル生理学・医学賞:12人(225人中:5.3%) * ノーベル化学賞:8人(191人中:4.2%) * ノーベル物理学賞:4人(222人中:1.8%) * ノーベル経済学賞:2人(84人中:2.4%) ノーベル賞を受賞した最初の女性はマリ・キュリーである。 彼女は1903年に、夫のピエール・キュリーとアンリ・ベクレルとともに物理学賞を受賞した。その後、1911年に化学賞も受賞し、現在まで唯一の2度受賞した女性となる。マリの娘、イレーヌ・ジョリオ=キュリーは1935年に化学賞を受賞したため、これもノーベル賞を受賞した唯一の母娘ペアである。 2009年に5人の女性が4つのカテゴリで受賞し、現在まで女性受賞者が最も多い年である。