国分層群(こくぶそうぐん)は、九州南部の鹿児島湾北部沿岸付近に分布する堆積岩、礫、砂、泥などからなる地層群の総称である。中期更新世の78万年前から50万年前にかけて、当時の浅い海底または湖沼すなわち鹿児島湾の原型となる地溝に堆積した土砂や火山噴出物を主な起源とする。